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今日はゴールデンウィークの中日。
皆さんの中には、まとめて休暇を取って楽しんでいる方も多くおられるでしょう。

さて、本日は(本日も)、そんなゴールデンウイークに特にちなまない、土のお話をしてみたいと思います(笑)。

 

突然ですが、皆さんは、土と石と砂の違いって何かご存じでしょうか?

土はそこに植物が育つけど、石とか砂って、そこに植物が生えてるイメージってあんまりないですよね。

荒れ果てて荒涼とした土地と言われると、ゴロゴロと大きな石が転がる岩場みたいな風景が思い浮かびますし、砂漠は言わずもがな、乾いた不毛の地です。

一応、砂でも植物が生える場合もありますが、豊かな植生のイメージはないですし。

この違いって何でしょうか? 何が原因でこんなことが起こるのでしょう?

今回は、その謎(ってほどでもないんですが/笑)に迫ってみたいと思います。

 

土

 

それではまず、大きい方から行ってみましょう。

岩と石。

実はこの両者の違いは明確に定義されていません。

「人の手で動かせるもの(石)と動かせないもの(岩)」とか「地盤に密着しているもの(岩)としていないもの(石)」とか。

人の感覚からくるもの、みたいな感じですね。

成分上の違いではないようです。

石と砂。

実はこれも大きさの違いなんです。

そして、地質学において、岩石が壊れてできた破片や粒子を砕屑物と呼ぶのですが、その砕屑粒子の粒径(砂とかの粒の大きさ)で区分けする『粒度階区分』というものが定義されています。

区分としては、礫、砂、泥と分類されるのですが、その中で、さらに砂は粗砂と細砂、泥はシルトと粘土に分かれています。

大きい順に、
礫(2 mm 以上)>粗砂(0.2 ~ 2 mm)>細砂(0.02 ~ 0.2 mm)>シルト(0.002 ~ 0.02 mm)>粘土(0.002 mm 未満)
()内は粒径。
ですね。

上の粒径の区分は、国際土壌学会法によるものですが、他にももうちょっと細かく段階を付けたウェントウォース粒度区分(Wentworth’s grade scale)というものがあり、一般的に基準として使われています。

上のことから分かるのは、
そう、岩、石、砂、粘土は、粒の大きさが違うだけで、皆、同じものなんですね。

同じものということは、成分も一緒?

そうです。

大本の岩石として、火成岩、堆積岩、変成岩の3種類に大別されます。

皆さん、むかーし学校で習ったご記憶があるのではないでしょうか。

火成岩: マグマが冷えて固まったもの
     急激に冷えて固まった → 火山岩
     ゆっくり冷えて固まった → 深成岩

堆積岩: 風化した既存の岩石や火山灰、生物遺骸などが海底などに降り積もって固まったもの

変成岩: 既存の岩石が高温や高圧にさらされ変成したもの

物凄く簡単に言ってしまうと、岩石は鉱物とガラスの集合体なんです。

で、
そろそろ皆さんのこんな声が聞こえてきそうです。

土はどうなったんじゃーい?

 

団粒構造

 

はい。
土はですね。
実は明確な定義があります。

「鉱物、有機物、気体、液体、生物の混合物」を指す。

複雑ですね~。

私たちは、土と砂とかよく並べて表現したりしますが、定義からして実は全然違ったものだったんですね。

土――土壌については、これまでのコラムでも再三にわたって触れてきましたが

鉱物: 粘土
有機物: 腐植
気体: 酸素、二酸化炭素、窒素等
液体: 水他
生物: 微生物(細菌等)、小動物(ミミズ、昆虫等)

ぴったり全部含まれています。

植物が育つためには鉱物だけでは駄目で、上のような様々な要素が絡み合って初めて生育できるわけです。

土と石の違いは大きかった!

ちなみにタナクラクレイは、上記をほとんど満たしています(笑)。

 

タナクラクレイ

 

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桜が開花し始め、いよいよ春ですね。

一足早く咲き始めた水仙は、もう満開状態。

暖かくなってくると、花だけでなく、人間も開放的な気分になって、何故かウキウキしますよね。

さて、

今日は、前回に引き続き、腐植の働きのお話をしたいと思います。

前回、前々回から、腐植には、

1.団粒構造の促進
2.保肥力向上
3.毒性の緩和と消臭力

があることをお話してきました。

今日はいよいよラストパートです。

 

4.土壌のpH調整と連作障害防止

 

これも、腐植の基本構造から。

pH水素イオン(H+)の濃度から計算するので、陽イオンをキャッチする性質がある腐植は、土壌に過剰な水素イオンがある状態になるのを抑えてくれます

pHは、数値が小さいほど酸性が強く水素イオン濃度が高いです。

弱酸性から中性の環境を好む植物が多いので、腐植が土壌にあるだけで、酸性化を抑制してくれるのはありがたいですね。

それから、

同じ場所で同じ植物を育て続けると連作障害が起きることは有名ですが、連作障害の原因の一種として、植物自体が出す生育阻害物質があります。

この物質は、他の種類の植物の成長や発芽を妨げるために出すのですが、自分自身の生育も妨げてしまうという側面もあるのです。

腐植は、こんな困ったちゃんな物質もキャッチ、その身に閉じ込めて、新たな植物に影響を及ぼさないようにしてくれる優れものです。

キャッチの過程は、(前回コラム参照)の場合と同じ。

 

腐植捕捉

 

ちなみに、土壌の酸性化も連作障害の一つなので、こちらもダブルの効果ですね♪

 

5.植物の栄養吸収補助

 

植物の栄養は、三大要素窒素、リン酸、カリウムや、多量要素マグネシウム、カルシウム等々がありますが、植物は、これらの物質をそのままでは根から吸収できず、イオン化したものでないと取り入れることができません。

そこで、前回から見てきたとおり、上記の元素または分子のイオンをがっちり掴んだフルボ酸(腐植)が、イオン交換性の機能により、これらの元素または分子を陽イオンとして開放します。

これで、植物が吸収できるようになるわけですね。

土壌コロイド

この陽イオンをがっちり掴む力キレート力というのですが、

 

肥料キャッチ

キレート:イメージ図

 

同じく腐植でありフルボ酸より体の大きいフミン酸は、このキレート力で有毒物質を掴んで離さず(3)、植物の根から吸収されるのを抑えてくれます

これは、植物だけでなく、人間に対しても同様の働きがあって、腸管から有毒物質が吸収されるのを防いでくれるそうですよ。

 

フミン酸推定構造

フミン酸推定構造(H.R.Schulten et al. Naturwissenshaften. 1993:80;29-30)

 

理由は、フミン酸の体が大きい(分子量:10,000~100,000)ので、細胞膜から浸透できないということのようです。

 

さて、

3回に渡り、腐植の働きについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

小さな小さな腐植君は、本当に優秀な働き者でしたね。

どうぞ皆様の土地に、腐植君をお迎えしてあげてください。

きっと植物が喜ぶと思いますよ。

 

ちなみに言い忘れましたが、腐植の中のフミン酸土壌の微生物を活性化するので(前々回コラムの1.参照)、発酵も促進してくれます。

 

共生関係

 

堆肥作りに最適ですね。

結論: もうほんと、色々植物の栽培に最適なんです(笑)

 

そんな腐植と同時にミネラルも豊富に含まれているタナクラクレイを使えば一石二鳥♪

 

タナクラクレイ

 

自信を持っておすすめします。

 

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2月も終わりですね。
今年は閏年。29日まであるのは、皆さんにとって良いですか?悪いですか?

「1日働かなきゃいけない日が増える~」
という方も、
「締め切りが1日伸びた~」
という方も、
様々いらっしゃるでしょう(ザ・サラリーマン思考/(笑)。

とまあ、冗談はさておき、

今年の2月は、気温が20℃超えの日があったり、突然雪が降ったり(これはまあ2月では普通ですが)と、日によって気温の変動が激しすぎましたが、農家の皆様、農作物の様子は如何でしょうか?
悪い影響が出ないことを祈っております。

さて、

今日のコラムは前回の続き、「腐植の働き」についてお話したいと思います。

有能な腐植君、まずは、土壌の団粒構造の促進に一役買ってくれましたね。

お次は、保肥力アップに貢献です。

 

2.保肥力向上

 

豊かな土壌の条件として、保水性、排水性の良さが挙げられますが、これは土壌の団粒構造(下図)が関係しており、腐植が重要な役割を担っていました。

 

団粒構造

 

それと同様に、高い保肥力を持っていることも、肥沃な土壌の条件の一つです。

それでは、『保肥力』って何?
ってことですが、

保肥力とは、読んで字の如く、土壌が肥料を保持する力のことです。

土に保肥力がないと、いくら肥料を与えても、雨や水やりなどで肥料がどんどん流れて行ってしまい、植物が吸収できなくなってしまいます。
そうなると、植物は元気に大きく育ちませんよね。

そこで、腐植君参上!

腐植は、組成上、陽イオンである金属イオンをキャッチする性質があります。

ここで、腐植(フミン酸やフルボ酸)は、構造が定まっていない無定形の高分子化合物ですが、

H.R.シュルテンらによる推定上のフミン酸の分子構造が以下のように表されています。

 

フミン酸推定構造

H.R.Schulten et al. Naturwissenshaften. 1993:80;29-30

 

見るからに複雑で頭が痛くなりそうですが、有機化学でおなじみのベンゼン環がやたらとあるのが目につきますね。

このベンゼン環に、OH基(水酸基)とCOOH基(カルボキシル基)が付いた構造が、今回、特に重要となってきます。

こっちの方が見やすいかな。
下図は、J.バッフルらによるフルボ酸の推定構造

フルボ酸推定構造

J.Buffle et al. Anal. Chem. 1997:49(2);216-222

 

フルボ酸の方が小さいですが、左半分に、上記の構造が並んでいるのが分かると思います。

で、何故、この構造が重要になってくるかといいますと、

まずは、簡単にこの構造だけを取り出すと、こんな感じ。

腐植基本構造

(※OH基やCOOH基は適宜複数付いてます)

 

このOH基COOH基ですが、さらに正確に書くとこうなります。

官能基

(※Rはアルキル基)

 

この構造において、Hの結合が弱く、土壌中では負(-)に帯電しているため、金属イオンなどの陽イオンと結合しやすい性質があります。

つまり、植物の栄養素であるカリウムイオン(K)やマグネシウムイオン(Mg2+)などと結合しやすいわけなんです。

肥料キャッチ

上の図は、あくまでイメージ図ですが(実際はもっと複雑な結合をしています)、こんな感じに捉えてみると分かりやすいでしょうか。

これが、腐植の保肥力のヒ・ミ・ツ。

まったく腐植様様ですね。

 

3.毒性の緩和と消臭力

 

次の有用な腐植の働きは、上の構造とも大いに関係しています。

実は、金属というのは、金属イオンのままだと毒性を持つものが多いのですが、上のように腐植にキャッチされた状態――専門的には錯体化といいます――だと、何と毒性が減少することが確認されています。

腐植があるだけで、土の栄養を保持し、毒性を下げてくれるなんて、良いことずくめですね。

それから、消臭力
リキ~♫ の方じゃありません(笑)

先程の基本構造の部分で、水酸基やカルボキシル基の方ではありませんが、Hが付いている腕の方が、臭気を発する分子と置換し、これをキャッチします

他にも、有毒物質を構成する分子なんかも捕捉してくれます。

腐植捕捉

上はイメージ図ですが、こんな感じ。

ちなみに、ベンゼン環を亀の甲の形だけで書くのは、化学のお約束の省略形で、実際は下のようにC原子H原子で構成されています。

ベンゼン環

 

ここで、タナクラクレイは微細孔を持つ構造であり、こちらも分子を閉じ込める構造(炭の消臭剤とかと同じシステムです)なので、ダブルで消臭♪

 

細孔

 

有機肥料の使用や堆肥作りなどに最適です。

 

何と、腐植の働きはまだあるので、次回に続きま~す。

 

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2024年になりました。

今年は、元旦に、能登半島地震があり、

被害に遭われた方に心よりお見舞いを申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

今年は辰年。
龍神様のパワーにあやかって、日本を盛り上げて行きましょう。

 

さて、ここで突然ですが、
タナクラクレイの正式名称は、
軟質多孔性古代海洋腐植質
というのは、以前にもお伝えしました。

軟質多孔性というのは、タナクラクレイの構造から、

細孔

 

古代海洋というのは、タナクラクレイを産出する棚倉断層が、古代、日本が大陸から分離し、そのときできた海底が盛り上がってできたから、というお話は以前にさせていただきましたね。

 

というわけで、本日は、最後の腐植質について、お話したいと思います。

 

腐植質って、あまり耳なじみのない言葉ですよね。

そこで、腐植質って何?
というところから、追っていきたいと思います。

まず、腐植という言葉の意味ですが、

Wikipediaによりますと、
『土壌中の動植物の遺体が、微生物の働きによって分解され、変質した物質の総称』
だそうです。

広義には、単に土壌有機物
狭義には、腐植化作用と呼ばれる分解・重合を繰り返し経て生成された、暗褐色でコロイド状の無定形高分子化合物群(腐植物質)

ざっくり言うと、土の中の有機物ということですね。

その中で
非腐植物質(腐植質の中の分類における非腐植質。ややこしいですが)というものがあり、
これは、微生物によって分解されていない糖やタンパク質が当てはまります。
構造が明らかなものですね。

次に
腐植物質といい、これが、一般に腐植質と呼ばれるもので、
腐植化された(微生物によって分解され、変成した)高分子化合物群
無定形なので、構造を表すことはできません。

フミン酸: 『腐植酸』とも呼ばれ、アルカリ可溶。酸で沈殿。赤褐色。黒褐色。
フルボ酸: すべてのpH域で水溶性。黄褐色。
ヒューミン: 非水溶性。黒色。

の3種類があります。

そう、土の赤っぽかったり、黒っぽかったりする色は、含まれている腐植のせいでもあるわけなんですね。

さて、そんな腐植って、
『腐る』という字が入っているので、何となく良くないもののように思われがちなんですが。

しかし、

実は、この腐植、
植物を栽培する上で、とても重要な働きをしてくれるものなのです。

次にそれを見ていきましょう。

 

「黒っぽい土は肥沃で、植物が育ちやすい」
って、よくいわれたりしますよね。

上記の分類から、腐植は大体暗色なので、
腐植の含有量が多い=肥沃な土
と言うことが分かります。

黒土で有名なチェルノーゼムは、分厚い腐植の層から形成されているそうですよ。

日本に多い黒ボク土も、腐植を沢山含んだ火山灰土で物理性は良好ですが、リン酸の吸着能力が高いので、リン酸の施肥をしてあげないと土壌がやせてしまうそうです。

 

さて、
いよいよ、腐植の働きに行きますね。

 

1.団粒構造の促進

 

植物にとって必要な土壌の環境に、団粒構造が重要というお話は、以前から何回もしてきました。

下図のように、小さな土の粒がくっついて団子状になり、その団子と団子かくっついているといった状況。

団粒構造

土壌にこの団粒構造がないと、水捌けが悪く、空気も通らないので、植物は窒息して、根腐れを起こしてしまいます。

また、団粒構造がないと、土はカチカチに硬くなってしまうので、直物は毛細根を伸ばすことができません。
そうなると植物は上手く栄養が取れず、大きく成長できなくなってしまいます。

そんな重要な団粒構造ですが、
以前、団粒構造を造っているのは、主に微生物や小動物の出す粘液と言いました。

つまり、微生物を活性化させることが重要ということになります。

腐植は、微生物のエサとなるので、その活動を活発化させてくれるというわけなのです。

また、

ここで、団粒構造の団子には、小さな団子(ミクロ団粒)大きな団子(マクロ団粒)というのがあります。

腐植は、粘土の中のアルミニウムなどの鉱物と結びつき、ミクロ団粒を作ります。
さらに、腐植とカルシウムがミクロ団粒同士をくっつけ、大きくし、微生物などがマクロ団粒を形成していくのです。

腐植がないと、そもそも団粒構造ができないのですね!

 

そろそろ長くなりましたので、腐植の働きの2以降は、次回に。

それではまた、お会いしましょう。

web担当:M

 

 

 

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今年もいよいよ終わりですね。

一年の締めくくりをしつつ、サイトの『お知らせ』を見返していたら、昨年の12月25日に本サイトが開始してました。
このサイトができてから、ちょうど1年経ったんですね。
何やら感慨深いものがあります。

 

皆さまはこの1年、どんな年だったでしょうか?

コロナ規制が緩和し、やっとマスクなしで行動できるのが日常化しましたね。
以前の様相を取り戻していくもの、変わってしまったもの、様々ですが、
タナクラクレイが関連する農業に関しては、徐々に変化していっているような気がします。

どーんと何か革命的変化が起きたというわけではありませんが、
直に農業に従事する方々だけでなく、様々な人々の認識の中で、
土壌の重要性が浸透してきているように思うのです。

 

苗苗

 

平成18年に策定された「有機農業推進法」はもとより、
現在、オーガニック製品や有機農法で作出された農作物が消費者の方から強く求められています。

SDGsが掲げる『持続可能な社会』を実現するためには、
環境保全が非常に重要であり、食の安全にも繋がる土壌の重要性は計り知れません。

それが、皆さんの共通認識となってきたように思われるわけです。

ここで、
『持続可能な社会』
サスティナブルという概念は、日本人にとって、
特に昔の日本人にとっては当たり前の概念なような気がします。

環境分野初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性ワンガリ・マータイさんは、
日本人の言う「もったいない」という言葉に感銘を受けて、
環境を守る世界共通語「MOTTAINAI」として広めることを提唱しましたが、

逆に日本人からすると、
「え、他の国の人って『もったいない』っていう感覚ないの?」
って、驚いたんじゃないでしょうか?(笑)

魚を獲っても、まだ成魚に達してない小さい魚は海に返すのは、日本の漁師さんは当たり前の感覚でやっていたことですし、

山の猟師さんや山菜や山の幸を採りに来た人も、収穫物の一割は山の神様にお返しするといって、山に置いてきます(これが小動物などのエサになるそうです)。

自然に手を入れながらも、生き物が生息できる共生の場守ってきた里山なんかも、日本人っぽいですね。

日本人として自画自賛するわけではありませんが、そういう概念が端からある日本には、サスティナブルは馴染みやすい感覚と言えるでしょう。

 

鈴木農場水田

 

そして、
以前にお邪魔させていただいた『無の会』さんや『鈴木農園』さんのお話からも、土壌を守ることを意識される農家さんが増えていることが分かります。

さらに、若い方々が農業に参入してきているというのが、嬉しいですよね。

大学などで専門の教育を受け、それと日本古来の有機農法を合体しながら、新時代の農業の在り方を切り開いていく。
これは是非とも応援したくなります。

100%天然素材タナクラクレイは、これからの農業に非常に適した資材だと思っておりますので、そういった皆さまのお役に立ちたいと心から願っております。

 

タナクラクレイ

 

それでは、本日はこの辺で。

皆さま、1年間本当にお世話になりました。
来年も、何卒宜しくお願い申し上げます。

それでは、皆さま
良いお年を。

 

web担当:M

 

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気が付けば、今年も残すところあとひと月になりました。
もう2023年が終わるなんて、びっくりです!(私だけでしょうか?)

そして、やっと秋らしい――いえ、冬みたいな気温になったと思えば、夏日みたいな日もあったりと、相変わらず安定しない陽気が続いてますが、こういうときは体調を崩しやすいので、皆さま、お体にお気を付けくださいませ。
健康第一です♪

 

さて、前回は栗ごはんからの植物のごはん――栄養素のお話をしましたが、今日は、人間の健康から植物の健康のお話に移りたいと思います。
え、強引?
まあ、そう仰らず。

前回、植物のごはんは必須元素でしたが(強引)、
植物の健康の場合、ほとんど土壌の状態(健康)にかかってると言っても良いでしょう。

まあ、ごはん(必須元素)も大半土中にあるわけですが。

ではこの土壌の状態を良くする=健康にしてくれるものって一体何なのでしょうか?

 

栄養豊富な土?
もちろん、それもあります。
荒地では、植物はうまく育たないですからね(肥沃でない土地を好む植物はいます)。

ただ、やたらと肥料を与えれば良いのではない、というのは、皆さん良くご存じのこと。

実は、植物は大方の必須元素をそのままの状態では吸収できません。
土中の必須元素を植物が吸収できる形に変えてくれる存在がいるのです。

それが下の図にあるようなバクテリアと呼ばれる微生物たちです。

 

微生物の働き

 

この小さな働き者たちは、窒素を植物が吸収できるようなアンモニアに変えたり(窒素固定)、遠くにある栄養素(リン酸)を菌糸というネットワークを使って根まで運んでくれたりします。

また、微生物拮抗といって、土中で適度な微生物のバランスが保たれていれば、植物にとっての病原菌を寄せ付けないし、増殖もさせません。
これは植物の健康を守るために非常に役に立っています。

人間でも、健康なときには、少々のウィルスに曝されたとしても、発病しないですものね。
免疫システムがうまく働いているおかげです。

これを土壌で保ってくれるというのが、微生物たちというわけです。
先程、植物の健康は、ほぼ土壌の状態にかかっていると言ったのは、こういう理由です。

化学肥料や殺虫剤、過度の土壌の消毒が問題となっているのは、この微生物たちを殺してしまうからなんですね。

さて、植物にとって(生物にも)、こんなにも重要な微生物たちですが、実はタナクラクレイに中には沢山の微生物が生息しています。

タナクラクレイは腐植質なので、豊富な細菌叢を持っているのです。

解析_門網属

上はタナクラクレイの細菌叢の解析結果です。専門の会社に依頼し、解析していただきました。
グラフは、多く含まれる細菌上位5種とその割合です。

門、網、属というのは、生物分類上の階級です。

例えば、皆さんご存じのビフィズス菌は、
真正細菌放射菌放射菌ビフィドバクテリオビフィドバクテリオビフィダム/インファンティス/ロンガム等
となります。

目が点になったところで、

上のグラフの門について、

門の種類

こういう特徴を持つ菌だそうです。

腸内細菌皮膚常在菌など、身体に良さそうと思われますね。

2番目に多いプロテオバクテリア(Proteobacteria)は、一見、大腸菌やサルモネラ菌だの病原体が含まれるとあって、「大丈夫なの?」と思われそうですが、のグラフを見てください。

3番目に多い種類(青で囲ってある)で、ベータプロテオバクテリア(Betaproteobacteria)という名前が見られますが、これはプロテオバクテリアの一種です。
このバクテリアは、アンモニアを酸化し、植物にとって重要な亜硝酸塩を作ります。
これも窒素固定であり、植物にとっては重要な働きをしてくれるものなのです。

他にも、プロテオバクテリアは窒素固定炭素固定発酵に関わる働きをしてくれます。

このように、プロテオバクテリアは病原体も含みますが、植物にとって重要な菌類です。

そして、先程言いましたように、微生物は拮抗状態が大事です。
特定の種が優勢になりすぎると、他が死滅し、餌がなくなることで、いずれは優勢だった種も死滅するようになってしまいます。

網の説明。

網の種類

属の説明。

属の種類

一つ一つを説明していくと、膨大な記事になってしまうので、ここは割愛して、さらっと総評です。

結論

やっぱり、身体に良い菌って感じですね。

実際そうなんです。
タナクラクレイは、家畜の配合飼料としても使用されております。
牛さんも快腸♫

そして、植物にとっても重要で、堆肥の発酵を促進させてくれたり、アミノ酸の生成や発酵、糖への分解によって、植物の旨味を上げてくれたりします。
もちろん、外から来る病原体の侵入も防いでくれます(ビフィズス菌はそういう働きが強いそうです)。

ちなみに下はタナクラクレイと他の土壌(京都芦尾森林)の細菌叢(門)を比較したものです。

土壌比較

タナクラクレイ中では一番多いファーミキューテス(Firmicutes)が京都芦尾森林では全然いません。

腸内細菌皮膚常在菌、ヨーグルトなどの発酵食品の中にいるファーミキューテス。
これが植物の栽培に重要なのは上で述べましたが、通常の土壌にはそんなに多くいないので、やはり補ってあげるのが良いでしょう。
それにはタナクラクレイがおススメです(笑)

皆さん、この小さな働き者たちを一つ、皆さんの土地にお迎えしてみては如何でしょうか?

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先週くらいまで、窓を開けると、金木犀の香りがふっと漂ってきて、
「ああ、秋だなあ」
と実感していました。

そして、秋と言えば食欲の秋(そっちかい/笑)
知り合いの農家さんに頂いた新米と栗がめちゃくちゃ美味しかったです。
栗御飯、大好き。
日本人に生まれてよかった。

みんな大好き美味しい御飯。
もちろん、御飯が必要なのは人間だけではありません。
今日は、植物の御飯についてのお話をしましょう。

 

植物の御飯――栄養素

植物を栽培するときは、肥料として与えます。

植物の生育に必要な栄養素は必須元素と呼ばれ、多量要素微量要素に分かれています。

有名な三要素である窒素、リン(リン酸)、カリウムは、多量要素ですね。
この3つを含めて、多量要素は全部で9つあります。
微量要素は8つです。

他にも、必須元素ではないのですが、特定の植物に影響を与える元素として、有用元素というものも定義されています。
稲や小麦の生育に重要なケイ素(ケイ酸として存在)は有用元素です。
有用元素のナトリウムはテンサイの生育に影響を及ぼします。

 

多量要素: 酸素、水素、炭素、窒素、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、硫黄

微量要素: 塩素、鉄、銅、亜鉛、マンガン、ニッケル、ホウ素、モリブデン

有用元素: ケイ素、ナトリウム

書き出すとこんなにあります。

 

 

さて、多量要素と微量要素なんていうと、名前からして多量要素の方が重要なんじゃないかなあと思ってしまいそうですが、微量要素は微量要素で重要な働きがあります。
微量要素は、植物の吸収量としては微量なんですが、不足すると植物の生育に障害が出てしまうのです。
微量でも『必須元素』なわけですから。

ここで、戦後、日本の農業は、三要素の窒素、リン酸、カリウムの化学肥料を投入するのが主流でした。
化学的に精製された肥料は、なんといっても安定性が抜群で、収量の見込みが計算しやすく、それはそれで素晴らしいことです。

しかしながら、問題がありました。
それは微量要素不足。

実は、微量要素は堆肥に多く含まれています。
昔ながらの農法では、堆肥によって自然に追加されていた微量要素が、化学肥料使用で、堆肥の施肥をされていない農地が増えたため、微量要素欠乏状態の土壌がどんどん増えてしまっているのです。

 

堆肥アップ

 

微量要素の欠乏や、特定要素の過剰。
どちらも植物にとって好ましくありません。
植物だけなく、微生物にも悪影響を及ぼし、延いては地球環境にとっても良くない状況なのです。

ですが、最近は、農家さんの中で、ご自分の農地を調べ、微量要素や土壌環境に注目し、改善していく方々が増えているそうです。
有難いお話です。

 

鈴木農場さん畑4

 

そんな農家さんに、土壌改良剤として、タナクラクレイはご愛顧いただいております。

59種類ものミネラルが含まれているタナクラクレイ。
その中で、含有量が多く、上記の要素と共通しているものとして、

ケイ素(ケイ酸)、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、マンガン、リン(リン酸)、硫黄、亜鉛、ホウ素、銅、ニッケル、モリブデン

などが挙げられます。

鉱物系はほとんど網羅していると言えるのではないでしょうか?

※上記はタナクラクレイの岩石中に結晶、あるいは固体として検出されたものであり、酸素、水素、窒素については、単体では気体であるため、分析方法が異なります。
それらは土壌においては水(H2O)や水中に気体として、窒素アンモニアアミノ酸などの形で存在しており、酸素ケイ酸(SiO2、酸化カルシウム(CaO)、酸化マグネシウム(MgO)、三酸化二鉄(Fe2O3など結晶の形でタナクラクレイ中に存在しています。
また、炭素、酸素、水素、窒素などは、多くは有機態の形で存在しており、タナクラクレイは腐植質との混合体であり、微生物群菌叢を保持しているため、この中には当然沢山含まれていることになります。

 

 

人間にとってのマルチビタミンのサプリみたいに、これ1本で有用なタナクラクレイ。
しかも、100%天然です。
これ以上に安全な資材はないでしょう。

タナクラクレイは太古の海底に沈殿した動植物の死骸からできたものなので、植物の体に必要な物質が沢山含まれているのも、当然といえば当然かもしれませんね。

皆さま、これを期に、タナクラクレイをご利用なさってみてください。

そして、農家の皆さま、いつも美味しいお野菜やお米や果物をありがとうございます!

web担当:M

タナクラクレイのご購入について

タナクラクレイのご購入については以下をご選択ください

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鈴木農場・伊東種苗店さんにお邪魔してきました!
鈴木農場さんは、昨年からタナクラクレイをご使用下さっています。
収穫前なので、タナクラクレイによる効果のほどは未定ですが、使用感やその他貴重なお話をお聞きすることができました!

郡山市にある鈴木農場さんは、お米と約80品目、400品種もの野菜を栽培し、鈴木農場直売所にて販売なさっています。
また、同所にて伊東種苗店として、野菜の種、野菜苗の販売もされています。

  鈴木農園直売所店内

鈴木農場直売所・伊東種苗店 店内

鈴木農場・伊東種苗店様 HP

 

3代目農場経営者の鈴木光一さんは、有名レストランのシェフの方々からも厚い信頼を寄せられています。
シェフの方々から「どんな料理に使いたいか」などを聞き取り、用途に最適な種か苗を選別し、栽培してレストランに卸しておられるのです。

これはもう野菜のコンサルティングですよね!
しかもご自分で栽培なさってるので、信頼度はMaxです。

鈴木光一氏

鈴木 光一 氏

他にも、地元郡山ブランドの野菜をプロデュースしたり、講演や執筆の活動に大活躍中の鈴木さん。
この日は、ご多忙の中、弊社のために特別お時間を取って下さいました。
誠にありがとうございました。
タナクラクレイを気に入って頂けたら嬉しいです♪

 

全ては土壌次第

鈴木さんが、タナクラクレイの使用を開始した一番の大きな目的は、
「食味を上げたい」
だそうです。

その中で、タナクラクレイが持つ豊富なミネラルに着目し、
「微量要素をいかに活かせるか」
として、期待を寄せて下さっています。
無事期待にお応えできると良いのですが。

栽培中の感触としては、「良い感じ」と仰って頂きました!
ただ、鈴木農場さんは元々土壌環境が良好なので(鈴木さんはいつも研究なさっておいでなので)、悪環境の土壌にタナクラクレイを投入した場合と比べると、劇的な差は出にくいのですが、今のところ、作物の生育は順調だそうです。
収穫後、食味が上がってくれるといいなあ。

鈴木農場さん畑1

鈴木農場さんの畑から

鈴木さんは、指導をしている農家さんのグループの方にも、タナクラクレイを使用するように勧めて下さったそうなのですが、その中でも、「昨年はあまり(農作物の出来が)良くなかった」と仰っていた方が、タナクラクレイを使用したら、
「収穫量が多くなった」「品質が上がった」
ということで、
「凄く良かった。前よりも良くなった」
と仰ってくれているそうです。

そういうお言葉を頂けるととても嬉しいです。励みになります。
ありがとうございます。

そして、やはり元の土壌環境が良くない方が、タナクラクレイの効果がてきめんに現れるみたいですね。

鈴木さんは、効果があれば、天然資材の方が良いと仰っていて、資材を使った場合の応用の仕方、育苗の仕方、良いものを作るのはどうしたらいいかなど、これまでも試行錯誤を繰り返し、研究をされてきたそうです。

 

変わりゆく日本の農業

コロナ禍を経験し、最近の世界情勢や地球環境の変動の影響を受けて、日本人の意識も様々ことで変わってきました。
その中で、食料自給率の向上について、もっと真剣に急務として捉えられるようになってきました。
鈴木さんによりますと、それを担う農家さんたちの意識や形態もどんどん変化していっているそうです。

鈴木農場さん畑2

鈴木農場さんの畑から

これまで、多くの農家さんは、肥料は三要素の窒素、リン酸、カリウムを沢山投入すれば良いだろうといった風潮だったそうですが、最近では、自畑の土壌を分析し、必要なものを割り出して投入したり、土壌の改良に注力される方が多いとか。

これは、石油価格の高騰による肥料、資材の価格高騰が影響しているそうです。
ここだけの話、何とこれまでの2倍の値段だそうで。
これはもう死活問題ですよね。
他にもゲリラ豪雨などの気象の問題や、気温の上昇など環境の問題も盛沢山で、皆さん、いかに安定して農作物の栽培するかに腐心されています。

そして、三要素頼りだった農法も、もっと微量要素に着目される方が増えてきたそうです。
三要素を多量に投入するのに手っ取り早いのは化学肥料でしたが、化学肥料はほぼ石油から生成されるため、現在価格が非常に高騰しています。
石油由来の資材も全て同じですね。

ですが、タナクラクレイなどの天然資材は、原材料としての石油価格高騰の影響はないので、安定してお使い頂けます。
もちろん、天然素材ですから土壌環境にも良いのです♪

農家さんは、皆、種苗の品質の向上を望んでいるので、今後、もっと微量要素に注目が集まるそうですよ。

 

未来へ向けて

鈴木農場・伊東種苗店の3代目は鈴木光一さんですが、息子さんの智哉さんも4代目として、一緒に運営されています。
お父様と同じく東京の大学で学ばれていましたが、震災を経験し、自ら農場を継ぐ決意をされたそうで、頼もしいかぎりですね。
若い方らしく農作業後はSNS等を駆使して情報発信に努めていらっしゃいます。

そして、今、智哉さんのように、大学で学んだ方や若い方々が大勢農業に参入してくるようになってきたそうです。
若い方の柔軟な発想力から生まれる日本の農業の革新が大いに期待できますね。

鈴木農場さん水田

鈴木農場さんの水田

鈴木光一さんは、学生時代、オーストラリアに視察に行き、そこで、オーストラリア人の三大憧れの職業が「医者、弁護士、農園経営者」というのを知って衝撃を受けたそうです。

それから、鈴木さんは、日本でも農家の人がきちんと収益を上げられて、農家が皆の憧れの職業になるようにすべく、日夜研究と様々な取り組みを行ってきました。

鈴木さんは、「農業は創造的な仕事」だと仰っています。

若い世代の農業への参入や、農家の皆さんの意識の変化、そして、私たち日本人全体の農業に対する認識の変化によって、国内食料生産率も必ず向上していくことでしょう。

昨今の流れから、そうなる日も近いのではないかという気がします。

web担当:M

 

 

タナクラクレイのご購入について

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明日から9月ですが、まだまだ暑いですね~
でも、夜は少し涼しくなってきた気がします。
先日も夜中に肌寒くて目が覚め、冷房の温度を上げました。まだ、消して寝れないですけどね。

いつの間にか虫の声もしてますし。
昼間は暑くても、やっぱりもう秋なんでしょうか。

季節の変わり目は体調を崩しやすいですので、皆さま、お体にはお気を付けください。
私は早速軽い鼻風邪を引きました(笑)

 

さて、本日はタナクラクレイの生みの親(?)、棚倉断層について、お話していきたいと思います。

皆さんは、棚倉断層、あるいは棚倉構造線という言葉をお聞きになったことがありますでしょうか?

北関東以北の方はご存じかもしれません。

棚倉構造線

Google map から

棚倉断層とは、図のように、茨城県常陸太田市から、福島県棚倉町を通り、山形県酒田市まで約 60 km に渡って日本を貫く大断層です。
この断層は横ずれ断層であり、破砕帯が約 3 km もの幅を持っています。これは、他ではあまり見られない棚倉断層の特徴の一つです。

棚倉断層は、フォッサマグナや中央構造線に比べるとややマイナーですが、実は、日本列島形成において大変重要な役割を果たしました。

そのことについて、これから見ていくことににしましょう。

 

今から、3200万年~2000万年前、

ユーラシア大陸の東端に亀裂が入り、そこから広がって、日本海が形成され始めました。

2000万年~1500万年前、

日本海がどんどん広がっていきます。
そのときできた割れ目の一つが棚倉断層です。
棚倉断層が活発に活動し、日本列島が大陸から離れました。日本の誕生です。
北と南に分かれてそれぞれ海底を押し広げるような動きのため、日本列島は逆くの字のようなくびれた形となりました。
その境界線となったのが棚倉断層だと考えられています。

1500万年前以降、

海面が上昇。日本列島は、一旦かなりの部分が水没します。
やがて、海面が下がり、棚倉断層の活動も収束して、現在に至ります。

 

ここで、

日本海拡大時に、日本列島の大地が回転したことは知られていますが、その原因やメカニズムは長らく不明でした。
しかし、最近の研究によって、棚倉断層帯の横ずれ運動が、各所に見られる堆積盆の形成と回転及び沈降を同時に引き起こしたことが解明されたのです。
このことは、日本海拡大のメカニズムと日本列島の成り立ちを明らかにするのに、大いに貢献することとなりました。

 

このように、日本列島形成の立役者ともいえる棚倉断層は、もっと有名になってもいいような気がしますが(笑)、弊社が位置する福島県の棚倉町にて、その断層面を間近に見せています。

 

上の年代記から分かるように、棚倉断層は、古代において海底だった部分が隆起し、現在地上に姿を現したものです。
その中には、古代の海底に降り積もった動植物の死骸が、長い年月を経て化石化やプラントオパール化、腐植質化したものが大量に含まれています。

それらの物質がどのように土壌に作用するかは、これまでもコラムで語ってきました。
タナクラクレイを構成する物質は、正に、悠久の時を経て、古代の地球から私たちへ齎された大いなる恵みなのです。

細孔

私たちは、採掘したタナクラクレイーー軟質多孔性古代海洋腐植質ーーに一切何も添加しておりません。

タナクラクレイ

ただ、使いやすいように、小さく削岩したり、形を変える加工処理のみを行っています。

この古代の海底から齎される物質たちの特性をいかにそのまま活かすことができるか、日夜研鑽に励んでまいりました。
お蔭様で、有機農法や自然保護活動をされているお客様にも好評をいただいております。

 

私たちは、地球の環境問題だけでなく地質学的にも非常に貴重な存在である棚倉断層の保護に努めております。
棚倉断層も含めて、タナクラクレイを是非今後ともよろしくお願い致します。

web担当:M

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暑いですね~
連日危険なくらいな暑さになっていますが、皆さまは如何お過ごしでしょうか?
くれぐれもお体にはお気を付け下さいませ。
この暑さの中では、無理は禁物です。
体が資本ですから。

体が資本

そう
生物にとって、体を強くすることが生きていく上で重要なポイントですよね。

それは、動物も植物も同じ。

今日は、そんな植物の体についてのお話をしていきたいと思います。

 

突然ですが、
皆さんはプラント・オパールという言葉を聞いたことがありますか?

プラント・オパール
きれいな響きですよね。
なんてったって、オパールですもの。
あの虹のような美しい色合いが浮かび上がる宝石を連想しますよね。

残念ながら、今回は、その宝石のオパールのお話ではありません。

でも、あんなふうに美しい遊色効果を示すものではありませんが、植物にとってはとてもとても重要な役割を果たすオパールのお話なのです。

 

オパールは化学式でいうと、
SiO2・nH2O
という、成分中に10%くらい水分を含む鉱物です。
正確には、潜晶質であるため準鉱物なのですが、国際鉱物学連合では正式な鉱物として認められています。

そして、このプラント・オパールもそんなオパールの一種です。
名前のとおり、植物から採取されるオパールなのです。

でも、鉱物が生物である植物から取れるって変な気がしますよね?
鉱物って、何となく土中とかから取れるイメージがありますし。

それでは、いったいどういう仕組みでプラント・オパールが採取されるのか、これから見ていくことにしましょう。

 

植物は、土壌中の珪酸(SiO2)を水に溶けた状態で根から吸収します。
この珪酸が植物の体を作る上で、非常に重要な働きをするのです。

どういうことかと言いますと、
植物に吸収された珪酸は、特定の細胞壁に蓄積し、ガラス質の細胞体を形成します。
ガラスは非晶質のSiO2ですから、つまり、これがプラント・オパールというわけです。

ご存じの通り、植物は動物のように体の中に骨を持っていません。
それで体を支えるために骨のような役割をする組織をプラント・オパールから作るということなのです。

いかに珪酸が植物の体の強さに関係しているか、このことからお分かりになると思います。

 

ここで、以前にもコラムで「稲は珪酸食いだよ」と言っていましたが、珪酸の豊富な土壌で育った稲は、上記のことから、強い体を持った稲となります。

植物の強い体とは、

まず、倒れない!
強風や雨に打たれても、そうそう倒れたりしないことです。
倒状には、根の珪酸含有量が決めてとなります。

稲の倒状

 

そして、病虫害に強い!
これは人間でも同じですが、健康で体が強ければ、病原菌に触れたとしても、自分の免疫で抵抗できちゃいますよね。植物も一緒です。

また、茎や葉の表面に集積した珪酸のおかげで、カメムシやアブラムシからの被害を防いでくれます。
これは、実際に農家さんからもそういうお話をお聞きしております。

稲、シリカ

 

このように、植物には非常に重要な珪酸ですが、当社のタナクラクレイは、その珪酸を大量に含んでおりますので、是非、皆さま、強い植物を作るためご活用下さい。

 

さて、これで、植物から鉱物が採取できる理由がお分かり頂けたかと思います。

そして、このガラス質の珪酸体は、植物が枯れてしまっても腐敗せずに土中に残ります。
古代の海底に蓄積した動植物の化石体であるタナクラクレイに大量に珪酸が含まれているのはそのためです。

古代の海洋植物が使用していた珪酸体を、タナクラクレイを土壌にまくことによって、現代の植物がまた利用していく……
何だか珪酸の大きな循環を感じさせてくれます。

 

他にも、プラント・オパールは植物によって異なる特徴があるため、種を特定することが可能だそうです。
地層から採取したプラント・オパールによって、古植生環境を推定したり、遺跡から採取されるものは、当時の生活を推察する格好の材料となるでしょう。

宝石のオパールのようにキラキラはしていませんが、こんなにも植物や、そして人間にとっても役に立ってくれるプラント・オパールに思いを馳せつつ、本日はこの辺で終わりにしたいと思います。

web担当:M

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