棚倉断層ーコラムー
明日から9月ですが、まだまだ暑いですね~
でも、夜は少し涼しくなってきた気がします。
先日も夜中に肌寒くて目が覚め、冷房の温度を上げました。まだ、消して寝れないですけどね。
いつの間にか虫の声もしてますし。
昼間は暑くても、やっぱりもう秋なんでしょうか。
季節の変わり目は体調を崩しやすいですので、皆さま、お体にはお気を付けください。
私は早速軽い鼻風邪を引きました(笑)
さて、本日はタナクラクレイの生みの親(?)、棚倉断層について、お話していきたいと思います。
皆さんは、棚倉断層、あるいは棚倉構造線という言葉をお聞きになったことがありますでしょうか?
北関東以北の方はご存じかもしれません。

Google map から
棚倉断層とは、図のように、茨城県常陸太田市から、福島県棚倉町を通り、山形県酒田市まで約 60 km に渡って日本を貫く大断層です。
この断層は横ずれ断層であり、破砕帯が約 3 km もの幅を持っています。これは、他ではあまり見られない棚倉断層の特徴の一つです。
棚倉断層は、フォッサマグナや中央構造線に比べるとややマイナーですが、実は、日本列島形成において大変重要な役割を果たしました。
そのことについて、これから見ていくことににしましょう。
今から、3200万年~2000万年前、
ユーラシア大陸の東端に亀裂が入り、そこから広がって、日本海が形成され始めました。
2000万年~1500万年前、
日本海がどんどん広がっていきます。
そのときできた割れ目の一つが棚倉断層です。
棚倉断層が活発に活動し、日本列島が大陸から離れました。日本の誕生です。
北と南に分かれてそれぞれ海底を押し広げるような動きのため、日本列島は逆くの字のようなくびれた形となりました。
その境界線となったのが棚倉断層だと考えられています。
1500万年前以降、
海面が上昇。日本列島は、一旦かなりの部分が水没します。
やがて、海面が下がり、棚倉断層の活動も収束して、現在に至ります。
ここで、
日本海拡大時に、日本列島の大地が回転したことは知られていますが、その原因やメカニズムは長らく不明でした。
しかし、最近の研究によって、棚倉断層帯の横ずれ運動が、各所に見られる堆積盆の形成と回転及び沈降を同時に引き起こしたことが解明されたのです。
このことは、日本海拡大のメカニズムと日本列島の成り立ちを明らかにするのに、大いに貢献することとなりました。
このように、日本列島形成の立役者ともいえる棚倉断層は、もっと有名になってもいいような気がしますが(笑)、弊社が位置する福島県の棚倉町にて、その断層面を間近に見せています。

上の年代記から分かるように、棚倉断層は、古代において海底だった部分が隆起し、現在地上に姿を現したものです。
その中には、古代の海底に降り積もった動植物の死骸が、長い年月を経て化石化やプラントオパール化、腐植質化したものが大量に含まれています。
それらの物質がどのように土壌に作用するかは、これまでもコラムで語ってきました。
タナクラクレイを構成する物質は、正に、悠久の時を経て、古代の地球から私たちへ齎された大いなる恵みなのです。

私たちは、採掘したタナクラクレイーー軟質多孔性古代海洋腐植質ーーに一切何も添加しておりません。

ただ、使いやすいように、小さく削岩したり、形を変える加工処理のみを行っています。

この古代の海底から齎される物質たちの特性をいかにそのまま活かすことができるか、日夜研鑽に励んでまいりました。
お蔭様で、有機農法や自然保護活動をされているお客様にも好評をいただいております。

私たちは、地球の環境問題だけでなく地質学的にも非常に貴重な存在である棚倉断層の保護に努めております。
棚倉断層も含めて、タナクラクレイを是非今後ともよろしくお願い致します。
web担当:M
